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『並行輸入なら、ベンツGLSをもっと安く買えるんじゃないか』と考えたことがある方もいるはずです。
結論から言うと、日本で普段使いするなら正規ディーラー車が無難です。並行輸入を選ぶ意味があるのは、左ハンドルや日本に無い仕様にどうしても乗りたい時なんです。
この記事を読めば、右ハンドルと左ハンドルの違い、保証や整備で何が変わるのか、売る時の値段への影響まで比べて判断できます。
正規ディーラー車と並行輸入車、何が違う?
正規ディーラー車は、メルセデス・ベンツ日本が日本向けに輸入した車です。並行輸入車は、海外で売られている車を別の業者が輸入した車。同じGLSでも、ハンドル位置・保証・整備の受け方が変わります。
まず、日本で正規に売られているGLSの前提を押さえておきましょう。
日本仕様のGLSは、全車が右ハンドル・4MATIC(四輪駆動)・9速AT・ISG(48Vマイルドハイブリッド)です。左ハンドルを選ぶ設定はありません。
つまり「ベンツGLSの左ハンドル」に乗りたいなら、並行輸入車を探すことになります。
| 比べるところ | 正規ディーラー車 | 並行輸入車 |
|---|---|---|
| ハンドル位置 | 右ハンドルのみ | 左ハンドルが多い |
| 仕様 | 日本向けの装備・表示 | 輸出先の国の仕様 |
| 新車保証 | メーカーの保証が受けられる | 販売店独自の保証になることが多い |
| リコール対応 | 正規販売店で案内・対応 | 対応の窓口や流れが変わることがある |
| 整備 | 正規販売店で受けられる | 入庫を受けてもらえるか事前に確認 |
| 売る時 | 日本の買い手が多い | 買い手が絞られやすい |
『並行車でも中身は同じベンツでしょう?』と思いますよね。
エンジンや車体の大枠は同じでも、日本で使う時の「付き合い方」が変わる、というのが大きな違いです。
右ハンドルと左ハンドル、日本で乗るとどう違う?
ベンツGLSは全幅2,030mm、全長5,210mm(450 d Night Edition・カタログ値)の大きな車です。
この大きさだと、ハンドル位置の差が日常の使いやすさにそのまま出てきます。
| 場面 | 右ハンドル(日本仕様) | 左ハンドル(並行輸入) |
|---|---|---|
| 駐車券・料金所 | 運転席から手が届く | 降りるか、体を大きく伸ばすことになる |
| ドライブスルー | そのまま受け取れる | 助手席側に人がいないと不便 |
| 狭い道ですれ違う時 | 左側の壁との距離が見えにくい | 左の壁際が見やすい |
| 右折待ち・追い越し | 前が見やすい | 対向車が見えにくいことがある |
| 乗り降り | 歩道側から助手席に乗れる | 運転席が歩道側になる |
例えば、こんな場面を思い浮かべてみてください。
コインパーキングで駐車券を取る時、左ハンドルだと右側にある発券機まで手が届きません。全幅2,030mmの車だと、なおさら遠く感じるんです。
「左ハンドルって、慣れれば平気?」
「運転そのものは慣れます。でも駐車券と料金所は、ずっと手間なままだと思った方がいいですよ」
こうした声はよく聞かれます。左ハンドルの雰囲気が好きなら、手間を承知で選ぶのはもちろんありです。

駐車場に入るかどうかの話はベンツGLSは駐車場・洗車機に入る?で詳しく見ています。
保証とリコールはどう変わる?
ここが大事なところです。1,500万円を超える車なので、壊れた時にどこが面倒を見てくれるかは、価格差以上に効いてきます。
正規ディーラー車は、メルセデス・ベンツの新車保証やメンテナンスプログラムの対象になります。年数や中身は時期で変わることがあるので、契約前にディーラーで確かめておきましょう。
並行輸入車は、販売した業者の独自保証になることが多いです。保証の期間や、どこまで直してくれるかは業者ごとに違います。
- 保証の期間と、対象になる部品の範囲を書面でもらう
- 保証修理をどこの工場で受けるのかを聞く
- リコールが出た時の案内と対応の流れを聞く
- 正規販売店で点検・修理を受けられるかを販売店に確かめる
- 車検証の型式や、輸入時の手続きの書類を確認する
GLSはエアマチック(エアサスペンション)や電動シート、MBUXなど、電気や空気で動く装備がたくさん付いている車です。
『故障したら、どこに持っていけばいいの?』という不安が残る買い方は、あとから効いてきます。
故障しやすいと言われる箇所と修理費はベンツGLSの故障しやすい箇所と修理費にまとめています。
並行輸入で困りやすいポイント
並行車ならではの困りごとは、乗り始めてから気づくものが多いです。

- ナビやMBUXの地図・音声が日本向けではない
- ETCや地デジなど、日本向けの機器を後付けする必要がある
- 灯火類や速度計の表示など、日本の基準に合わせる作業が入ることがある
- 部品の取り寄せに時間がかかることがある
- 輸出先の国の仕様で、日本仕様と装備が違う
MBUXの「ハイ、メルセデス」の音声操作も、日本語に対応しているかは仕様しだいです。
日本仕様の450 d Night EditionはApple CarPlayとAndroid Autoに対応しています(2025年12月〜)。並行車でも同じように使えるかは、個体ごとに確かめるしかありません。
『そこまで手間なら、やっぱり正規でいいかな』と感じた方もいるかもしれません。それも自然な判断です。
反対に、こうした手間を自分で楽しめる方にとっては、並行車ならではの面白さがあるのも事実です。左ハンドルの運転席に座った時の雰囲気は、日本仕様では味わえませんよね!
価格と、売る時の値段はどう違う?
並行輸入が安いかどうかは、一概には言えません。
円安の時期は海外での価格に為替が乗るので、日本の正規価格より高くなることもあります。輸入の手続きや日本向けの作業費が加わる点も忘れずに。
正規ディーラー車の価格は、2026年7月時点のメーカー希望小売価格(消費税込)で次のとおりです。
| ブランド・グレード | 2026年7月時点の価格(税込) | 日本仕様のハンドル |
|---|---|---|
| GLS 450 d 4MATIC Night Edition | 1,534万円 | 右 |
| GLS 580 4MATIC Sports | 約2,051万円 | 右 |
| メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+ | 約2,810万円 | 右 |
| メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC | 約3,260万円 | 右 |
並行車の見積もりを取ったら、この表の価格と「乗り出し総額」で比べてみてください。本体価格だけを見ると、日本向けの作業費が後から足されることがあります。
- 日本の基準に合わせる作業の費用
- ETC・ドライブレコーダーなど後付けする機器の費用
- 登録の手続き費用と税金・保険料
- 販売業者の保証の費用(有料の場合)
ここまで入れて比べると、思っていたほど安くないと感じることもあります。逆に、日本に無い仕様に乗れることに価値を感じるなら、その差は納得して払える分かもしれません。
売る時のことも考えておきましょう。日本では右ハンドルの正規ディーラー車の方が買い手が多く、値段が付きやすい傾向があると言われます。
並行車は買い手が限られる分、査定の幅が広がりやすいんです。
売る時の値段は、年式・走行距離・色・状態・時期で大きく変わります。並行車だから一律に安い、とは言い切れません。
リセールの考え方はベンツGLSのリセールバリューで詳しく見ています。
並行輸入車を買うならこの順番で
それでも左ハンドルのGLSに乗りたい、という方もいますよね。その場合は、次の順番で確かめていくと後悔しにくくなります。
- 輸出先の国(どこの国の仕様か)と年式を確かめる
- 日本向けの作業(灯火類・メーターなど)が済んでいるかを聞く
- ETC・ドライブレコーダーなど後付けが要る物と費用を聞く
- 保証の中身と、修理を受ける工場を書面で確かめる
- 近くの正規販売店に、整備を受けてもらえるか電話で聞く
- 正規車と乗り出し総額で比べて決める
とくに5番目は大事です。買ってから「うちでは見られません」と言われると、遠くまで通うことになります。
「並行車なんですが、点検をお願いできますか?」
「車検証と仕様を確認させてください。部品の取り寄せに時間がかかることはあります」
こんなふうに、事前に聞いておくと安心です。
中古の並行車を選ぶ時の注意
中古車の中にも並行輸入のGLSが混ざっていることがあります。
| 確かめたいこと | なぜ大事か |
|---|---|
| 正規車か並行車か | 保証の引き継ぎや整備の受け方が変わる |
| 整備記録が残っているか | どこで何を直したかが分かる |
| 輸出先の国の仕様 | 装備や表示が日本仕様と違うことがある |
| 前期型か後期型か | 2023年12月以降はISG付きの後期型 |
認定中古車(サーティファイドカー)は正規車が対象です。保証を重く見るならベンツGLSの認定中古車も比べてみてください。
結局どちらで買うのがいい?タイプ別の選び方
ここまでの話を、どんな人に向くかでまとめておきますね。
- 毎日の買い物や送迎にも使う
- 保証と整備を一か所で済ませたい
- 数年後に売ることも考えている
- 駐車券や料金所で手間をかけたくない
- 左ハンドルにどうしても乗りたい
- 日本で選べない仕様や色が欲しい
- 整備をお願いできる専門店がすでにある
- 売る時の値段より乗る楽しさを優先する
『迷うなら正規』と覚えておけば、まず大きく外すことはありません!
正規ディーラーで買うと決めたら、次はどの販売店で見積もりを取るかです。ベンツGLSのディーラーの選び方と商談の進め方を参考にしてみてください。
見積もりを取ったら、値引きの考え方はベンツGLSの値引き相場と交渉の順番で確かめられます。付けたい純正アクセサリーの整理にはベンツGLSのオプションは何を付けるかが役に立ちます。
ベンツGLS買いたいドットコム
ベンツGLSの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ベンツGLSの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
ベンツGLSに左ハンドルはありますか?
日本で正規に売られているGLSは右ハンドルのみです。左ハンドルに乗りたい場合は、並行輸入車を探すことになります。
並行輸入のGLSはディーラーで整備してもらえますか?
販売店ごとに対応が違います。購入前に、近くの正規販売店で点検や修理を受けてもらえるかを確かめておくと安心です。
並行輸入車の方が安く買えますか?
為替や輸入時の作業費で変わるので、一概には言えません。2026年7月時点の正規価格(450 d Night Editionで1,534万円)と、乗り出し総額で比べてみてください。
ベンツGLSの右ハンドルは日本仕様だけですか?
日本で正規に売られているGLSは、450 d・580・AMG GLS 63・マイバッハGLS 600のすべてが右ハンドルです。左ハンドルを選ぶ設定はありません。
並行輸入車は売る時に不利ですか?
日本では右ハンドルの正規車の方が買い手が多い傾向があると言われます。ただ、年式や状態、仕様で変わるので、一律に不利とは言い切れません。
まとめ
- 日本仕様のGLSは全車右ハンドル・4MATIC・9速AT。左ハンドルは並行輸入車だけ
- 全幅2,030mmの車なので、左ハンドルは駐車券や料金所の手間が大きい
- 並行車は保証が販売業者の独自保証になることが多く、整備先も事前に確認が必要
- 価格は乗り出し総額で比べる。売る時は正規車の方が買い手が多い傾向
- 迷うなら正規ディーラー車を選ぶのが無難





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