ベンツGLSのアドブルー補充の時期と費用|警告が出たらどうする?

ガソリンスタンドに停まるメルセデス・ベンツ GLSの斜め後ろからの姿

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メーターに「AdBlue」の表示が出て、『これって何? すぐ入れないとまずいの?』と慌てた方もいるはずです。ディーゼルの車に初めて乗る方だと、なおさら戸惑いますよね。

結論から言うと、アドブルーはGLS 450 dの排ガスをきれいにするための液体で、なくなる前に補充すれば心配はいりません。費用も燃料代に比べればずっと小さな額です。

この記事を読めば、補充の時期の目安と、自分で入れる方法、お店に頼んだ時の費用感まで分かります。

目次

ベンツGLSのアドブルーって何?

まずは正体からです。アドブルー(AdBlue)は尿素を水に溶かした無色の液体で、ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる窒素酸化物を減らすために使います。

排気管の途中でアドブルーを吹き付けると、触媒の中で窒素酸化物が窒素と水に変わるんです。この仕組みは「尿素SCR」と呼ばれ、いまのディーゼル乗用車の多くが採用しています。

先に結論

アドブルーは燃料ではなく、排ガスをきれいにする「消耗品」です。軽油と同じように、減ったら足していくものと考えておけば大丈夫です。

『名前がブランドっぽいけど、純正品じゃないとダメ?』と思う方もいますよね。AdBlueはドイツ自動車工業会の登録商標で、国際規格(ISO 22241)に合った尿素水がこの名前で売られています。

ですので、規格に合った品であれば、カー用品店やガソリンスタンドで買うものでも使えます。容器に「ISO 22241」や「AdBlue」の表記があるかを見ておきましょう。

ベンツGLSのアドブルーの役割と補充の流れをまとめた図

アドブルーが必要なのはGLSのどのグレード?

ここはよく聞かれるところです。GLSのうち、アドブルーの補充が必要なのはディーゼルのGLS 450 d 4MATIC Night Editionだけです。

GLSの各グレードごとにアドブルーの必要有無をまとめた図解
グレード(2026年7月時点)エンジン燃料アドブルー
GLS 450 d 4MATIC Night Edition3.0L直6ディーゼルターボ+ISG軽油補充が必要
GLS 580 4MATIC Sports4.0L V8ツインターボ+ISG無鉛プレミアム不要
メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+4.0L V8ツインターボ+ISG無鉛プレミアム不要
メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC4.0L V8ツインターボ+ISG無鉛プレミアム不要

580・AMG・マイバッハはガソリンエンジンなので、アドブルーとは関係がありません。ガソリン車の排ガス浄化は、別の仕組みで行っています。

中古で旧400 dや、前の世代のディーゼルモデルを検討している方も、同じくアドブルーの補充が要ると考えておきましょう。年式ごとの違いはGLSの歴代モデルと型式で見られます。

補足

450 dの燃費はWLTCモードで12.0km/L(450 d Night Editionのカタログ値)です。アドブルー代を足しても、燃料代の面ではガソリンのV8より有利になりやすい組み合わせです。

補充の時期はいつ?警告表示の見方

『どのくらい走ったら入れればいいの?』というのが一番気になるところですよね。実は、アドブルーの減り方は走り方や季節で変わるので、「何km走ったら」と一律には言えないんです。

そのかわり、GLSはメーターの表示で知らせてくれます。残りが少なくなると、補充を促すメッセージと、あとどれくらい走れるかの目安が出る仕組みです。

表示の段階車の状態やっておきたいこと
補充を促すメッセージまだ普通に走れる近いうちに補充の予定を入れる
残りの走行可能距離が表示距離が減っていく数日以内に補充する
残りが0に近い再始動できなくなるおそれすぐに補充する

ここが大事なところです。アドブルーが空になると、排ガスの基準を守れなくなるため、エンジンを止めたあとに再始動できなくなる仕組みになっています。

よくある失敗

「まだ走れるから」と警告を放っておき、出先でエンジンを切ったら掛からなくなる。表示が出たら、その週のうちに入れておくと安心です。

点検や車検の時にディーラーで補充してくれることも多いので、普段あまり乗らない方なら、点検のタイミングだけで足りることもあります。ただ、遠出が多い方は自分で補充する場面も出てきます。

AdBlueタンクの容量は、この記事では公式の数値を確かめきれていません。気になる方は取扱説明書か販売店で確認してみてください。

アドブルーの費用はいくら?補充先ごとの目安

『高いものだったらどうしよう』と思うかもしれません。結論から言うと、アドブルーは1回の補充で数千円程度に収まることが多い消耗品です。

補充先費用の目安特徴
カー用品店・通販で買って自分で入れる10Lで2,000〜4,000円程度一番手軽で安く済みやすい
ガソリンスタンド(給油機タイプ)1Lあたり100〜300円程度置いている店が限られる
ガソリンスタンドで缶を買って補充店の価格による作業料がかかる店もある
正規ディーラー液代+作業料点検と一緒に頼めて確実

金額は店と時期で変わるので、あくまで目安として見てください。ディーラーは割高になりやすいものの、点検と同時に入れてもらえる手軽さがあります。

例えば年間1万km走る方なら、アドブルー代は年間で数千円から1万円台くらいに収まることが多いです。軽油代や自動車税と並べると、維持費の中ではかなり小さな項目なんです。

安く済ませるコツ
  • カー用品店や通販で10Lの箱をまとめて買う
  • 点検のついでにディーラーで入れてもらう
  • 開封した液は早めに使い切る

ほかの費用も含めて年間いくらかかるかは、GLSの維持費の内訳でまとめています。

自分で補充する手順

『自分で入れて大丈夫?』と不安な方もいますよね。手順さえ守れば、難しい作業ではありません。

GLSの補充口は、給油口のフタの中か、その近くにあるのが一般的です。青いキャップが目印になっていることが多いので、軽油の口と間違えないようにしましょう。正確な位置は取扱説明書で見ておくと安心です。

アドブルーの入れ方
  1. エンジンを止め、平らな場所に停める
  2. 補充口の青いキャップを外す
  3. 容器のノズルを補充口に差し込む
  4. あふれないよう、ゆっくり注ぐ
  5. キャップを閉め、こぼれた液を水で拭き取る
  6. エンジンを掛け、メーターの表示が消えたかを見る

補充してもすぐに表示が消えない場合があります。少し走ると消えることもあるので、慌てずに様子を見てみてください。

入れ間違いに注意

アドブルーを燃料タンクに、軽油をアドブルーの口に入れると、大きな修理につながるおそれがあります。入れる前に、キャップの色と表示を見て確かめておきましょう。

こぼれたアドブルーは乾くと白い結晶になり、塗装に跡が残ることがあります。水で流しておけば、まず問題になりません。

アドブルーで気を付けたいこと

アドブルーは扱いやすい液体ですが、いくつか知っておきたい性質があります。

まず、温度です。アドブルーは寒いと凍り、暑いと劣化が進みやすいんです。車のタンクには凍結対策がされていますが、買い置きの容器は置き場所に気を配りましょう。

気を付けること理由対策
高温の場所に置かない劣化して品質が落ちやすい直射日光の当たらない屋内に保管
長く買い置きしない時間とともに品質が変わる必要な分だけ買う
規格外の液を使わない浄化装置を傷めるおそれISO 22241の表記を確認
水や別の液で薄めない浄化がうまくいかない原液のまま使う

夏の車内に予備の容器を積みっぱなしにするのは、避けたほうがいいということですね。

次に、警告が出たのに補充しても消えない場合です。この時は、液の量ではなくセンサーや浄化装置の側に原因があることも考えられます。

補足

アドブルー関係の部品の不具合は、年数がたった中古車で話題になることがあります。故障しやすい箇所と修理費の考え方はGLSの故障しやすい箇所で見られます。

アドブルーはGLS 450 dを選ぶ時の負担になる?

『アドブルーがあるなら、ガソリン車のほうが楽なのでは』と迷う方もいるはずです。ただ、手間とお金の両面で見ると、負担はそれほど大きくありません。

比べる項目GLS 450 d(ディーゼル)GLS 580など(ガソリンV8)
燃料軽油無鉛プレミアム
燃費(WLTC)12.0km/Lこの記事では未確認
アドブルー補充が必要不要
自動車税(年)50,000円66,500円

自動車税は450 dが年50,000円、580・AMG・マイバッハが年66,500円です(2019年10月以降に新規登録した自家用乗用車の標準税率)。これだけでも年16,500円の差があります。

アドブルー代が年に数千円から1万円台と考えると、税と燃料代の差でおつりが来る計算になりやすいんです。手間も、数か月に一度の補充か、点検時に任せるだけで済みます。

450 dで得をしやすい点
  • 軽油で燃費12.0km/L(WLTC)
  • 自動車税が年50,000円
  • アドブルー代は小さな額
450 dで手間になる点
  • アドブルーの補充が要る
  • 警告を放置すると再始動できない
  • 補充口の入れ間違いに注意

ディーゼルとガソリンでの選び方はGLS 580と450 dの違いで、タイヤの費用も含めた消耗品の話はGLSのタイヤサイズと交換費用で詳しく扱っています。

値引きの相場から総額を考えたい方は、トップのGLSの値引き相場と限界額から読んでみてください。

中古の450 dを買う時に見ておきたいこと

中古でGLS 450 dや旧400 dを探している方もいますよね。アドブルーまわりは、試乗や商談の時に少し気を配るだけで安心感が変わります。

まず見ておきたいのは、メーターにアドブルーや排ガス浄化の警告が出ていないかです。エンジンを掛けた直後と、少し走ったあとの両方で確かめてみてください。

中古車で確かめたいこと
  • メーターにアドブルーや排ガス関係の警告が出ていない
  • 点検記録簿にアドブルー補充や関連部品の整備の記録がある
  • 補充口のまわりに白い結晶が大量に付いていない
  • 保証にアドブルー関係の部品が含まれるかを聞く

補充口のまわりの白い結晶は、こぼれたアドブルーが乾いたものです。少しなら心配いりませんが、大量に固まっている時は、扱い方が雑だった可能性もあります。

例えば、販売店ではこう聞いてみると話が早いです。

「アドブルー関係の部品で、交換や修理をした記録はありますか」
「点検記録簿をお持ちしますね。整備の履歴を一緒に見ていきましょう」

中古車の選び方の全体はGLSの中古車の選び方で、保証の手厚い認定中古車の話はGLSの認定中古車で書いています。

よくある質問

ベンツGLSのアドブルーはどのくらいで補充が必要ですか?

走り方や季節で減り方が変わるので、一律の距離では言えません。メーターに補充を促す表示が出たら、その週のうちに入れておくと安心です。

ガソリンスタンドで入れてもらえますか?

アドブルーを扱っているスタンドなら入れてもらえます。置いていない店もあるので、事前に聞いておくとスムーズです。

市販のアドブルーを入れても保証に影響しませんか?

ISO 22241の規格に合った品であれば、一般に問題なく使えます。心配な方は、購入した販売店で確認してみてください。

アドブルーが空になるとどうなりますか?

エンジンを止めたあと、再始動できなくなるおそれがあります。走行中に急に止まるわけではありませんが、表示が出たら早めに補充しましょう。

GLS 580やAMGにもアドブルーは必要ですか?

必要ありません。アドブルーが要るのはディーゼルのGLS 450 dだけです。

まとめ

この記事の要点
  • アドブルーは排ガスをきれいにする尿素水で、GLSでは450 dだけが補充対象
  • 補充時期はメーターの表示が目安。空にすると再始動できなくなるおそれがある
  • 費用は1回数千円程度が目安で、維持費の中では小さな項目
  • 自分で入れる時は青いキャップと規格表記を確かめる
  • 買い置きは高温を避け、必要な分だけにする
ベンツGLS買いたいドットコム

ベンツGLS買いたいドットコム 編集部

ベンツGLSの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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