ベンツGLSのエアサスとジャッキアップモード|乗り心地と故障・修理費

ゆるやかな山道を走るメルセデス・ベンツ GLSの横からの姿

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GLSの乗り心地をほめる声を見て、『エアサスってそんなに違うの?』と気になっている方も多いはずです。一方で、『エアサスは壊れると高い』という話も耳に入りますよね。

結論から言うと、GLSのエアサス(エアマチック)は大きな車体を穏やかに走らせるための装備です。ただ、ゴムや電気の部品が多いので、年数がたつと点検と修理費の備えが要ります。

この記事を読めば、乗り心地の特徴と、ジャッキアップの注意点、故障のサインまで分かります。

目次

ベンツGLSのエアサス(エアマチック)とは?

まずは仕組みからです。GLSの足回りには、エアマチックというエアサスペンションが使われています。

普通の車は金属のバネで車体を支えますが、エアサスは空気を入れたゴムの袋で支えるんです。空気の量を変えることで、車高や硬さを調整できます。

部品主な役割
エアスプリング(エアバッグ)空気で車体を支えるゴムの袋
コンプレッサー空気を送り込むポンプ
バルブブロック4本のエアスプリングへ空気を振り分ける
車高センサー今の車高を測って調整に使う
ショックアブソーバー揺れを抑える部品

GLSは450 dでも車両重量2,610kgある重い車です(450 d Night Editionのカタログ値)。この重さを、乗る人数や荷物に合わせて同じ高さで支えられるのがエアサスの強みなんです。

先に結論

エアマチックは、乗る人数が変わっても車高を保ち、走り方に合わせて硬さを変える装備です。7人乗りの重いSUVと相性のいい仕組みと言えます。

580・AMG・マイバッハに、さらに高度な「E-ACTIVE BODY CONTROL」が付くかどうかは、この記事では確かめきれていません。気になる方は販売店で聞いてみてください。

ベンツGLSのエアサスの部品と役割をまとめた図

GLSの乗り心地はどんな感じ?

『大きいSUVって、揺れて疲れそう』と思う方もいますよね。実は、GLSの乗り心地の評判を支えているのが、このエアサスなんです。

走行モードを切り替えると、エアサスの硬さや車高も変わる仕組みになっています。ゆったり走りたい時と、きびきび走りたい時で味付けを変えられます。

場面エアサスの働き(一般的な傾向)乗っている人の感じ方
街中の段差衝撃をやわらげるふわっと越える
高速道路車高を下げて安定させることがある揺れが少なく落ち着く
7人乗車・荷物満載車高を保つ後ろが沈みにくい
悪路・雪道車高を上げられる下回りを擦りにくい

ただ、450 d Night Editionは23インチのホイールで、タイヤは前285/40R23・後325/35R23です。タイヤが薄いので、細かい段差のゴツゴツは伝わりやすいと感じる方もいます。

乗り心地で良いと言われる点
  • 大きな車体でも揺れが穏やか
  • 人数が増えても姿勢が変わりにくい
  • 高速道路での安定感がある
気になると言われる点
  • 23インチなので細かい段差は伝わりやすい
  • 3列目は前の席より揺れを感じやすい
  • 走行モードで印象がかなり変わる

例えば試乗の時は、こんなふうに頼むと違いが分かりやすくなります。

「走行モードを切り替えて、段差のある道も走ってみたいです」
「では、コンフォートとスポーツの両方で比べてみましょう」

乗り心地を良く保つためにできること

『せっかくのエアサスなら、ずっと快適に乗りたい』と思いますよね。実は、普段のちょっとした気配りで、乗り心地の差が出てくるんです。

気を付けること理由
タイヤの空気圧を見ておく23インチは空気圧で乗り心地が変わりやすい
走行モードを使い分ける街中と高速で快適さが変わる
重い荷物は偏らせない車高を保つ部品の負担が片寄りにくい
段差はゆっくり越えるエアスプリングや足回りへの負担を減らす

タイヤの空気圧は、低すぎても高すぎても乗り心地に響きます。前285・後325という太いタイヤなので、指定の空気圧を守っておくと安心です。

雪道や悪路では車高を上げられる?

エアサスの便利なところは、車高を上げられることです。雪の深い道や、段差の大きい場所で下回りを擦りにくくなります。

GLSは全車4MATIC(四輪駆動)なので、雪の多い地域で選ぶ方もいます。車高を上げる操作と、上げたまま走れる速度の範囲は、取扱説明書で確かめてみてください。

例えば冬の前には、こんなふうに販売店に聞いておくと安心です。

「雪道で車高を上げる時の操作と、気を付けることを教えてください」
「上げたままだと速度が出せない場合もあるので、一緒に確認しましょう」

3列目の乗り心地はベンツGLSの3列目シートの広さで、内装全体の質感はベンツGLSの内装を解説で詳しく書いています。

ジャッキアップモードとは?タイヤ交換の時の注意

ここが大事なところです。エアサスの車は、止まっている間も車高を自動で整えようとします。

そのままジャッキで車体を持ち上げると、システムが『車高が上がった』と判断して空気を抜こうとすることがあるんです。作業中に車体が動くと危ないですよね。

そこで、ジャッキアップの前に車高の自動調整を止める設定が用意されていると言われます。これが「ジャッキアップモード」と呼ばれているものです。

作業前に確かめること

設定の名前と操作の手順は、年式やソフトウェアで変わることがあります。取扱説明書か、ナビ画面(MBUX)の車両設定で確かめてから作業してみてください。

ジャッキアップの前にやっておくこと
  1. 平らで硬い場所に車を止める
  2. 取扱説明書で車高の自動調整を止める方法を確かめる
  3. 設定を切り替えてから、指定のジャッキポイントに当てる
  4. 作業が終わったら設定を元に戻す

『自分でスタッドレスに替えたい』という方もいると思います。GLSは車体が重く、タイヤも23インチと大きいので、無理をせずお店に任せるのも一つの方法です。

MBUXの画面の使い方はベンツGLSのMBUXの使い方で、タイヤの話はベンツGLSのタイヤサイズと交換費用でまとめています。

エアサスの話は難しく感じますよね。ただ、乗る側が覚えておくのは「止める前に設定を確かめる」「警告が出たら早めに見てもらう」の2つで十分なんです。

エアサスの故障のサインは?

『エアサスはいつか壊れる』と聞いて、不安になる方も多いはずです。ゴムの袋や電気の部品なので、年数と距離で傷んでいくのは避けにくいんです。

ただ、いきなり壊れるより、何かしらのサインが出ることが多いと言われます。早めに気づけば、修理の範囲を小さくできることもあります。

こんな症状があったら点検を
  • 一晩止めておくと、車の一角だけ低くなっている
  • メーター画面に足回りの警告が出る
  • 停車中にコンプレッサーの音が長く続く
  • 車高が上がらない、または下がらない
  • 段差でいつもより大きな突き上げがある
GLSのエアサスで点検したい症状をまとめた図

一角だけ下がるのは、エアスプリングやつなぎ目からの空気漏れでよく見られる症状です。漏れたまま走ると、空気を送るコンプレッサーに負担がかかることもあります。

症状考えられる部品(一般的な例)放っておくと
一角だけ車高が下がるエアスプリング・配管コンプレッサーに負担がかかる
警告表示が出るセンサー・バルブブロック・コンプレッサー車高の調整ができなくなる
突き上げが強いショックアブソーバー乗り心地が悪くなる

『警告が出たけど走れるから大丈夫?』と思うかもしれません。ただ、足回りの警告は安全に関わるので、早めに販売店で見てもらいましょう。

GLS全体で壊れやすいと言われる場所は、ベンツGLSの故障しやすい箇所と修理費で書いています。

エアサスの修理費はどれくらい?

気になるのが修理費ですよね。結論から言うと、エアサスの修理は部品代も工賃も高めで、十万円単位になることもあると言われます。

ただ、金額は部品の種類、新品か社外品か、正規ディーラーか専門店かで大きく変わります。この記事では、確かめられない金額の断定はしていません。

修理の内容費用の傾向(目安)費用が変わる理由
エアスプリング1本の交換高めになりやすい純正か社外品か、工賃の違い
左右や4本まとめての交換さらに高くなる本数と作業時間
コンプレッサーの交換高めになりやすい部品の価格と作業の手間
センサーや配管の修理比べると抑えやすい原因の場所による

『1本壊れたら、残りも替えた方がいい?』と迷う方もいます。同じ年数使った部品は同じように傷んでいることが多いので、左右で替える方もいるんです。

保証で直せる場合もある

新車保証や、認定中古車の保証の期間内なら、無料で直せる場合があります。保証の中身と年数は、ディーラーで確かめておくと安心です。

修理費に備えるひと言

保証が切れたあとは、エアサスの修理費を毎年の維持費とは別に、少しずつ積み立てておくと慌てずにすみます。

保証が切れたあとはどこで直す?

『保証が切れたら、ディーラー以外で直すのもあり?』と考える方も多いはずです。エアサスの修理は、正規ディーラーのほか、輸入車の専門店に頼む方もいます。

依頼先良いところ気を付けたいところ
正規ディーラー純正部品と専用の診断機で直せる費用は高めになりやすい
輸入車の専門店社外品を選べて費用を抑えやすい店ごとに得意・不得意がある

社外品のエアスプリングは、純正より安く手に入ることもあると言われます。ただ、乗り心地や耐久性が変わる場合もあるので、説明を聞いて納得してから選びましょう。

例えば見積もりの時は、こう聞くと比べやすくなります。

「純正部品と社外品で、それぞれいくらになりますか」
「両方の見積もりをお出ししますので、比べてみてください」

年間の維持費全体は、ベンツGLSの維持費は年間いくら?で内訳を出しています。

中古のGLSを買う時にエアサスはどう見る?

最後に、中古でGLSを探している方へ。エアサスの状態は、中古車選びで見ておきたいポイントの一つです。

外から見ただけでは分かりにくいので、いくつか確かめ方を知っておくと安心です。

中古のGLSでエアサスを確かめる方法
  • 前日から止めてある車の車高が、四隅で同じか見る
  • 試乗で車高の上げ下げが動くか試す
  • 足回りの警告が出ていないか見る
  • 整備記録でエアサスの修理歴を確かめる
  • 保証が付くか、付くなら足回りが対象かを聞く

例えば販売店では、こんなふうに聞いてみてください。

「エアサスの部品を交換した記録はありますか」
「整備記録簿がありますので、一緒に見てみましょう」

修理歴があること自体は、悪いことばかりではありません。新しい部品に替わっていれば、しばらく安心して乗れることもあるんです。

認定中古車の保証の考え方はベンツGLSの認定中古車は買いかで書いています。新車で買う時の総額を考えるなら、ベンツGLSの値引き相場と限界額もどうぞ。

よくある質問

ベンツGLSは全車エアサスですか?

GLSの足回りはエアマチック(エアサスペンション)です。580・AMG・マイバッハのE-ACTIVE BODY CONTROLの設定は、販売店で確かめてみてください。

ジャッキアップモードはどこで設定しますか?

操作の場所と名前は年式やソフトウェアで変わることがあります。取扱説明書か、MBUXの車両設定で確かめてから作業してみてください。

エアサスは何年くらいで壊れますか?

使い方や保管場所で変わるので、年数は断定できません。一角だけ車高が下がる、警告が出るといったサインが出たら、早めに点検してもらいましょう。

エアサスの修理費はいくらですか?

部品の種類や依頼先で大きく変わり、十万円単位になることもあると言われます。見積もりを取って確かめるのが確実です。

23インチだと乗り心地は悪いですか?

エアサスで揺れは穏やかですが、タイヤが薄いので細かい段差は伝わりやすいと感じる方もいます。試乗で確かめてみてください。

エアサスの車高はどこで変えられますか?

走行モードの切り替えや、車高を上げる操作で変えられます。操作の場所は年式で変わることがあるので、取扱説明書で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • GLSの足回りはエアマチック(エアサス)で、人数や荷物が変わっても車高を保つ
  • 450 d Night Editionは23インチなので、細かい段差は伝わりやすい
  • ジャッキアップ前は、車高の自動調整を止める設定を取扱説明書で確かめる
  • 一角だけ下がる・警告が出るのは故障のサイン
  • 修理費は依頼先で大きく変わるので、保証と積み立てで備える
ベンツGLS買いたいドットコム

ベンツGLS買いたいドットコム 編集部

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